MM総研は、gooリサーチの会員モニターを対象に行った「冬のボーナス商戦に関するアンケート」について、結果を発表した。ボーナス額、購入意欲ともに改善傾向にあるものの、ITデジタル家電の購入意欲は横ばい。薄型テレビとBlu-ray Discレコーダーが大きく落ち込む一方、スマートフォンが需要を伸ばした。
アンケートは全国の20歳以上の就業者1146人を対象に行われた。まず、ボーナスの金額については昨冬より増加という回答が9.2%と夏と比べて微増し、減少という回答が16.3%と夏に対して微減。購買意欲についても同様の傾向があり、ボーナス額および購買意欲は改善傾向にあるという。
ボーナスの使い道としては、国内旅行と海外旅行が目立って増加。一方で衣類や服飾品の購入、外食などは減少している。ITデジタル家電の購入については昨冬と変わらず40.6%という結果だった。
ITデジタル家電分野で購入したいものとしては、パソコンが14.8%でトップだが、2位には10.6%でスマートフォンが入った。薄型テレビは5.2%で4位、Blu-ray Discレコーダーは4.2%で5位にとどまっている。上位2製品の購入意向が大きく増加しているのに対して、薄型テレビとBDレコーダーの購入意向は大幅に減少した。
薄型テレビについては昨冬比で7.3ポイントの大幅減少となっているが、これはエコポイント半減や地上デジタル放送移行の直前に発生した駆け込み需要の反動が大きく影響したと分析。BDレコーダーは2.1ポイントの減少だったが、薄型テレビと同時購入される傾向が強いという製品特性上、薄型テレビの需要減退影響を受けたと考えられる。
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