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小惑星探査機「はやぶさ」がレゴでよみがえる! 「レゴ クーソー はやぶさ」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2012年04月10日 14時32分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 小惑星探査機「はやぶさ」の関連商品といえば、この連載でも以前、青島文化教材社のプラモデルを紹介したことがあったが、なにかと忙しいこのご時世、のんびりプラモデルを作っている時間なんてない! とお嘆きの人も多いと思う。そんな方におすすめなのが、新発売の「レゴ クーソー はやぶさ」だ。

「はやぶさ」の雄姿が描かれたパッケージと完成図

 この製品は、一般ユーザーがレゴ製品のアイデアを提案して投票により商品化を検討するWebサイト「LEGO CUUSOO」によるシリーズで、第1弾の「しんかい6500」に続く第2弾となる。ユーザーからの投票により商品化が決まったということは、つまり、それだけ多くの人が「はやぶさ」のレゴを待ち望んでいたというわけで、「はやぶさ」好きのワタクシとしては実にうれしい。ここはぜひとも買わねばなるまい。

SNSなどの普及が牽引し、「はやぶさ」は「しんかい6500」のときよりも約6倍も早く1000票を獲得したという(出典:CUUSOO SYSTEM)

 というわけで発売1カ月前にAmazonにて予約を入れてしまった。いつもは発売前にオモチャを予約することなどほとんどないのだが、この製品に限っては発売がかなり待ち遠しく、ようやく商品が届いたときは歓喜の声を上げてしまった。

 価格は税・送料込みで4118円。プラモデルと比べると少々高いが、レゴとしてはまあ標準的な値段だと思う。「はやぶさ」本体だけでなく台座も付いていて、きちんと飾れるようになっているのもGOODだ。

パッケージの裏面にはできあがりの図を掲載(左)。ブロックは369ピース(中)。太陽電池パネルのシール(右)

川口マネージャーのミニフィグも付属

 そしてもうひとつうれしいサプライズがあった。事前によく調べなかったので知らなかったのだが、このキットにはなんと「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏のミニフィグ(小さなフィギュア)が付いていたのだ。これはファンにとってはたまらない。

組み立て説明書はなにやら豪華(左)。プロジェクトの解説も掲載している(中)。川口氏のミニフィグ(右)

 組み立て説明書を見ると、最初はこの川口氏のミニフィグの作り方から解説されていた。説明書には組み立て方だけでなく、「はやぶさ」の部品説明やミッションの解説などの記事も載っていて読み応えがある。また、説明書の巻末には、「LEGO CUUSOO」に投票した人の名前のリストも掲載されている。

 使用するレゴのブロック数は369ピース。本体の黄色ブロックや太陽電池パドルの黒いブロックなど大きなパーツもあるが、小さなブロックもけっこう多い。また、ブロックとは別にシールも同梱されている。シールには太陽電池パドルのパターンが印刷されており、黒いブロックにこれを貼り付けてパドルを再現しているようだ。

 パッケージの裏の完成図を見ると、台座には「HAYABUSA」という名称やJAXAのロゴマークも入っていて、なかなか凝っている。

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