ちょっとの工夫で「いい音」になる、デスクトップスピーカー0円セッティング術:野村ケンジのぶらんにゅ〜PCオーディオ コラム(1/2 ページ)

» 2012年04月17日 17時00分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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置く位置とちょっとした工夫で、音は意外に変わる

photo 今回は、デスクトップスピーカーを「置く位置」と「0円でできる調整方法」を解説

 スピーカーは、そのものの素性や実力のほかにアンプとの相性などにも音質が影響されやすい傾向を持っている。もう1つ、スピーカーが本来の実力を出しきるために必要なものがある。それはスピーカーセッティングだ。

 セッティングというとなんだか小難しい印象を受けるかもしれないが、要は「どう置くのがよいか」ということ。ホームオーディオ用のスピーカーは、“キャビネット”や“エンクロージャ”などと呼ばれる箱にスピーカーユニットが収められており、市販品においては基本的にどんな場所においても音があまり変わらないよう設計されている。しかし、スピーカーユニットで音が鳴るスピーカーとしての仕組み──電気信号を振動に変えて空気の疎密波を作り出す──を考えると、それをうまく“いなす”ことでスピーカー本来の実力を引き出せることになる。

 また、スピーカーは聴く角度によっても音が微妙に変わってくる。ステレオになるとその違いがより顕著になるので、角度の調整は思っている以上に重要だったりする。

 というわけで今回は、デスクトップ用スピーカーに必要となるセッティングについて、基本的かつすぐ実践できるノウハウを紹介しよう。

手段1:設置場所を決める

 まず、PCオーディオ用スピーカーのセッティングとして最初に考えたいこと。「どこに置くか」。

 机上は、PC本体やディスプレイ、周辺機器類など、すでにさまざまなものが置かれていることだろう。そこにスピーカー、しかもPC付属のおまけ的なスピーカーでなく、そこそこのサイズのある本格派仕様のスピーカーを設置するとなれば、設置可能なスペースはかなり限られることと思う。まず理想的なポジションを考えてから、できるだけそれに近い場所に置く、という方法をとってみてほしい。

 原則としてスピーカーのサイズや特性によってベストな位置は変わるが、基本的にそれぞれをほどよく離して置くのがコツだ。コンパクトサイズのスピーカーも同じで、理想は1メートル以上。具体的には、ディスプレイのすぐ両わきでなくテーブルの両端近辺、少なくとも70センチの距離は確保してほしい(机の両わきにスピーカースタンドを用意するという手もあるが、こちらはあまり現実的ではないので今回は省略する)。

 加えて、設置したスピーカーの左右も多少の余裕を持たせてほしい。スピーカーからの音は、前方だけでなく、側面から背面に向けても回り込む特性がある。スピーカーの近くになんらかの障害物があるとやはり都合が悪く、それに反射した音がスピーカー本来の音をスポイルして、雑味のあるサウンドになりかねない(PC機器では比較的平面の多いディスプレイなどは特に)。このため、5センチでも10センチでもよいので、スピーカーの周囲にはなるべくモノは置かないようにしたい。スペースの都合上それが難しい場合でも、特にディスプレイはスピーカーの前面からかなり奥まった場所へ置くようにしたい。

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