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» 2013年04月17日 22時26分 公開

Android 4.0搭載:「クラウドゲーム」って何だ? 写真で解説する、ひかりTV「スマートテレビ対応新チューナー」 (2/3)

[芹澤隆徳,ITmedia]

「クラウドゲーム」サービスとは?

 同日、発表された「ひかりTVゲーム」は、Gクラスタ・グローバルが持つ「G-cluster」技術を採用した「テレビ初のクラウドゲームサービス」(同社)だ。G-clusterは、もともとシンクライアント向けに開発された技術で、処理のほとんどをサーバ側で行い、ゲーム画面のみストリーミング配信する仕組みだ。クライアントとなるひかりTVチューナーではデコードを行うだけでよいため、処理の重いゲームにも対応できるほか、ローカルにデータを持たずロード時間なども短くて済む。

クラウドゲームサービスの概要

 合わせて発表されたゲームは、「プロ野球スピリッツ LIVING MANAGER」(KONAMI)と家族で楽しめる「人生ゲーム×ひかりTV」(タカラトミー)。サービス開始当初は約30タイトルをそろえ、順次追加して早々に約50タイトルまで拡大する計画。これを月額525円の「遊び放題」で提供するという。

「プロ野球スピリッツ LIVING MANAGER」(左)。ゲーム選択画面(右)

 「ソフトの購入やダウンロード、インストールなどの作業はすべて不要。遊びたいときにすぐ利用できるゲームサービス」(同社)。なお、ゲーム提供会社として、SQUARE ENIXやWarner Bros Gamesなど11社の名前を明らかにした。

 ゲームプレイにあたり、気になるのはネットワークに起因する遅延(レイテンシー)だが、同社では「NTT東西の光回線で担保されている」と説明する。現状、テレビ用チューナーについては光回線が前提のため、問題はないという認識だ。

ゲームはコントローラーも大事。ひかりTVゲームの場合、リモコンでも操作できるが、スマートフォンに無料の専用アプリを導入してコントローラーにできる(左)。またアクションゲームなどのために専用コントローラーをオプションとして販売する計画もあるという。これはつまり、アクションゲームがプレイできるほど遅延は少ないということになる(右)

 また、クラウドの特長を生かし、将来的にはタブレットやスマートフォンを使ったマルチディスプレイの「クラウドパーティプレイ」も2013年度下期から一部タイトルで展開する計画。「例えば麻雀ゲームなら、テレビに麻雀卓全体を表示し、手元のタブレットでは自分の牌を見るといった使い方ができる」。なお、スマートフォンを3G回線で接続した場合などには遅延が発生する可能性もあるため、パーティプレイ時にはスマートフォンなども無線LANを介して光回線に接続することが前提になりそうだ。

 ゲーム以外にも新チューナー用のアプリが多数提供される。専用サイト「ひかりTVアプリマーケット」を用意し、ゲーム、教育、エンターテイメント、ライフスタイルといった幅広いジャンルで約50タイトルを用意。すべて無料で利用できるようにする(開始時)。アプリ一覧には、「radiko.jp」や「大人の日本史」といった知名度の高いアプリも並んでいた。同社では、アプリは早期に100タイトルまで増やす計画だ。

「クラウドパーティプレイ」のイメージ(左)。「ひかりTVアプリマーケット」の画面(右)

 ユニークなアプリとして、同社とイーフローが共同開発した「キッズルーム」が挙げられる。もともとタブレット用に提供されているものだが、チューナー用アプリならではの機能として、録画番組を活用する機能がある。これは、「あらかじめ親が子どもに見せたい番組を登録しておくと、キッズルームからの操作で再生できる」というもの。親が席を外すときなどに便利だろう。「チューナーがAndroidプラットフォームを採用しているため、Android向けアプリの移植は容易だ。パートナーには、チューナーの機能をアプリから活用するためのAPIライブラリを提供している」(同社)。なお、APIについては、今後オープン化も検討していきたいと話していた。

アプリ「キッズルーム」。「ろくがリスト」のメニューからUSB外付けHDDに録画したタイトルにアクセスできる

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