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LG、IFA 2014に34型超ワイド曲面型ディスプレイを出品――4Kなどの発表予定もあなたを囲むように曲がっています

» 2014年08月18日 18時00分 公開
[ITmedia]

 LGエレクトロニクスは2014年8月18日、ドイツ、ベルリンで開催予定の展示会「IFA 2014」(9月5日〜10日)に34型超ワイド曲面型ディスプレイ「34UC97」を出品することを明らかにした。

LGエレクトロニクスの曲面型ディスプレイ「34UC97」を3台並べたところ。画面が曲がっていることが分かる

 「34UC97」はIPSパネルを搭載した液晶ディスプレイで、画面サイズは34型。アスペクト比は21:9のシネマスコープサイズで、液晶画面が大きな円柱に押し付けたように曲がっている。画面解像度は3440×1440ピクセル。詳細な仕様はいまだ不明だが、接続インタフェースとしてThunderbolt 2に対応していることは明らかになっている。

 曲面型液晶は過去にサムスンやLGが展示会に出展している。そのメリットとして、正面の適切な位置から画面を見たとき、人間の眼と画面の距離が画面の中心と画面の端であまり変わらないという点を挙げている。

DCI 4Kディスプレイやゲーマー向けディスプレイも

 このほか、同社はIFA 2014にて31型の4K液晶ディスプレイ「31MU97」や、24型のゲーマー向け液晶ディスプレイ「24GM77」を発表する予定。「31MU97」は視野角が変わりにくいIPSパネルを採用した4Kディスプレイ。解像度は現在主流となっているITU(国際電気通信連合)が定めた4K UHDTV(3840×2160ピクセル)ではなく、それより少し横の解像度が高いDCI(Digital Cinema Initiatives)の4K(4096×2160ピクセル)。Adobe RGB比で99パーセントの色域をカバーする。

LGエレクトロニクスの4Kディスプレイ「31MU97」。解像度は4096×2160ピクセル

 「24GM77」は、最大で144Hzのリフレッシュレートに対応し、液晶分子の反応速度を1ミリ秒以下に抑えているため、動きの速い動画もしっかり再現できる。

LGエレクトロニクスの4Kディスプレイ「24GM77」。ゲーム向けに動きの速い動画を再生する機能を備えている

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