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ハイレゾが楽しめる、特選・お手軽ポタアン(3)――リモコン感覚で使えるラディウス「AL-LCH21」iPhoneに“ちょい足し”(1/2 ページ)

» 2014年12月12日 15時57分 公開
[山本敦,ITmedia]
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 ラディウスの「AL-LCH21」は今回紹介する3製品の中でもとりわけコンパクトな製品であるだけでなく、DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプとしても最小クラスの製品だ。価格はオープンプライスだが、市場想定売価は1万4000円前後になっている。

ラディウスの「AL-LCH21」

 前回までの2製品と異なっているのは、本機のハイレゾ対応が最大96kHz/16bitまでと、ビット深度については16bitが上限とされたところだ。DACとアンプをワンチップ化したWolfsonの「WM8731L」を採用しているが、このIC自体は96kHz/24bitのステレオ出力に対応しているものの、本機ではiOS機器からの給電に対応するためと、筐体(きょうたい)を小型化することによるポータビリティ向上をあえて優先したことで、最大96kHz/16bitまでの対応としている。ケーブルも本体固定式でLightning仕様の、iOS専用の製品だ。

ケーブルは本体固定式(左)。iOS対応のLightning仕様となる(右)

イヤフォン端子は3.5ミリ(左)。側面にボリューム操作ボタンを配置した(右)

 iPhoneに接続すると、ボリュームコントロールがアンプ側にゆだねられる。リモコン機能も兼ねていて、本体側面のボタンで楽曲の再生・停止、曲送り/戻しとボリューム操作が行える。約12グラムと非常に軽量なので、装着感はさながらiPhoneの外付けリモコンぐらいに感じられるほど、ポータビリティーは抜群に高い。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色がそろう。

iPhoneのリモコンユニットとしての機能も持たせている

 こちらもiPhone 5sと「HF Player」の組み合わせで試聴した。

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