ラディウスの「AL-LCH21」は今回紹介する3製品の中でもとりわけコンパクトな製品であるだけでなく、DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプとしても最小クラスの製品だ。価格はオープンプライスだが、市場想定売価は1万4000円前後になっている。
前回までの2製品と異なっているのは、本機のハイレゾ対応が最大96kHz/16bitまでと、ビット深度については16bitが上限とされたところだ。DACとアンプをワンチップ化したWolfsonの「WM8731L」を採用しているが、このIC自体は96kHz/24bitのステレオ出力に対応しているものの、本機ではiOS機器からの給電に対応するためと、筐体(きょうたい)を小型化することによるポータビリティ向上をあえて優先したことで、最大96kHz/16bitまでの対応としている。ケーブルも本体固定式でLightning仕様の、iOS専用の製品だ。
iPhoneに接続すると、ボリュームコントロールがアンプ側にゆだねられる。リモコン機能も兼ねていて、本体側面のボタンで楽曲の再生・停止、曲送り/戻しとボリューム操作が行える。約12グラムと非常に軽量なので、装着感はさながらiPhoneの外付けリモコンぐらいに感じられるほど、ポータビリティーは抜群に高い。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色がそろう。
こちらもiPhone 5sと「HF Player」の組み合わせで試聴した。
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