「SRS-X88」は、「5万円を切るハイレゾ対応モデル」をコンセプトに新設された製品ラインだ。上位機「SRS-X99」よりもひとまわり小さいボディーに5つのスピーカーユニットと2つのパッシブラジエーターを詰め込んだ。
「SRS-X99」と比べると天面の素材がアクリル(SRS-X99はガラス)になり、天面スーパーツィーターも省略された。一方で3Wayの2.1ch構成や各ユニットを個別のデジタルアンプで駆動するマルチアンプ方式などの基本デザインは踏襲。もちろんフルデジタルアンプの「S-Master HX」を採用し、総合出力は90ワットとなっている。再生周波数帯域は50〜4万Hz。「SRS-X99をコンパクトにしたような製品だ」(同社)。
機能面もSRS-X99に準じたものだ。LDAC対応のBlueoothに加え、2.4G/5GHz対応のWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n準拠)を内蔵。DLNAやAirPlayでネットワーク再生が行える。DLNAもしくは背面のUSB-A端子にPCを接続した場合、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源再生(WAV、FLAC、AIFF、ALAC)に対応する。DSD 2.8MHzのPCM変換再生や「DSEE HX」によるアップスケーリング機能も、「SongPal Link」や「Google Cast」もサポートしている。
本体サイズは359(幅)×111(高さ)×103(奥行き)ミリで、重量は2.7キログラム。リモコンやスピーカーグリル、グリル取り外し用のマグネットなどが付属する。カラーはブラックとホワイトの2モデルとなっている。
「SRS-X77」は、「SRS-X7」の後継となるスリムモデルだ。今回のラインアップでは唯一ハイレゾ非対応で、バッテリー内蔵のポータブルモデルとなる。
本体サイズやスピーカー構成は従来機と同じ。奥行き6センチのボディーには2.1chスピーカーとデュアルパッシブラジエーターを搭載。このうちフルレンジユニットは46ミリ径の新ユニットで、主にボーカルの音質を改善したという。再生周波数帯域は50〜2万2000Hz。内蔵アンプはSRS-X7の32ワットから総合40ワットへと増強している。内蔵のリチウムイオンバッテリーで約10時間(Bluetooth使用、NETWORKスイッチオフ時)の連続駆動が可能だ。
BluetoothはLDACをサポート。またWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n)に対応し、DLNA/AirPlayによるネットワークオーディオ機能を搭載した。PCやNAS、Android/iOS端末に保存している楽曲をネットワーク経由で再生できるほか、Google Castの各種ミュージックサービスも楽しめる点も上位機と同じ。
ほかにアナログオーディオ入力や有線LAN端子を装備。USB A端子も備えているが、こちらは充電用となっている。本体サイズは300(幅)×132(高さ)×60(奥行き)ミリ、重量は約1.9キログラム。ACアダプターと電源コードが付属する。
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