そんな応援上映にハマるメカニズムを、勝手な印象で図解してみました。
作品鑑賞中は、スクリーンから発せられる音と光とは別に観客席から生じるサイリウムの光や観客の声が混じり合い、「人力の4DX」とでもいうべき雰囲気が観客ひとりひとりを優しく包み込みます。
四方八方から常に歓声が聞こえ、まるで「歓声のシャワー」を浴び続けること約1時間。さらに自分でも発声することで、歓声のシャワーの1つとして存在する一体感と安心感が芽生えてきます。
そんな、ただでさえ「人力の4DXのような」キンプリ応援上映ですが、本日6月18日から本物の4DX上映が始まるとのこと。ハマりすぎて現実に戻って来れるのかどうか不安すら感じますね。
応援上映の余韻は翌日まで続きます。翌日の午前中ぐらいまでは劇場で聞いた歓声の空耳が聞こえる気がします。
例えば「おはようございます」とあいさつしたら空耳で「おはよう!」と「いい返事!」という歓声がセットで聞こえる感じですね。そんな空耳だったり、「変なこと言ってた人いたな〜」と思い出し笑いをしたりしてニヤニヤします。個人差がありますが、その状態が人によってはお昼頃まで続きます。
そして、やっと空耳が抜けたな……と思った頃、体が「歓声のシャワー」を欲しだします。応援上映における「歓声」はつっこみというよりはひたすらポジティブな言葉ばかりです(歓声の内容は土地により違うようです)。そんなポジティブな言葉たちに何故か観客である私たち自身が励まされ、「明日からも頑張ろう」という、そんな満たされた気持ちになるのですが、「またあの体験をしたい……歓声のシャワーを浴びたい」と考えるようになったらそれはもう応援上映にハマってしまっているサインかもしれません。
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