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なんて読む? 日本の珍地名「青鬼」

» 2016年09月04日 06時00分 公開
[ITmedia]

 所在地は長野県北安曇郡白馬村。青鬼集落は国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。そのまま読めば「あおおに」ですが、正しくは「あおに」と読みます。

 江戸時代から明治時代にかけて建てられた大型古民家が現在も残っており、昔の日本に潜り込んだような気分を味わえます。

 その名の通り、この地域には鬼に纏わる伝説が残されています。当時、鬼のような大男が村を苦しめていました。そこで村人はその大男を大きな穴へ閉じ込めました。その後、その穴から出た男は、性格が変わったかのように、村人を助けるようになったそうです。村人は大男が穴を抜ける時に魂が入れ替わったと信じ、大男を「お善鬼様」とたたえるようになったそうです。その伝説から現在でも善鬼大明神を祭神とする「青鬼神社」があり、「火揉みの神事」が執り行われているようです。

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