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レビュー
» 2017年04月03日 13時10分 公開

話題の「BALMUDA The Gohan」を“普段使い”してみた (2/3)

[すずまり,ITmedia]

いろんなものがそぎ落とされたようなスッキリした味だった

 最初はあかふじで2合、続いてコシヒカリ2合、雑穀入りなどを、2合ずつ炊いてみました。一応3合まで炊けますが、2合が一番美味しく炊ける量だということです。すると、いずれも硬めのハリのある粒立ちになりました。

 ウワサには聞いていましたが、これまで食べたことがないような食感です。硬めですが、水が足りない硬さという感じではないところが面白い。

あかふじ。お米の粒がピンと美しい炊きあがり
あかふじ。ちょっと硬めになりました
結構蒸気が立ち上ります
こしひかりでも、1粒1粒が光る炊きあがり
ふんわりと柔らかいご飯に慣れていると、ちょっと驚くかもしれません

 表現に悩みますが、The Gohanの仕様と同じく、いろんなものがそぎ落とされたようなスッキリした味で「ご飯の旨みを最大限に引き出しました!」という味ではありません。既出の記事の通り、これはそのまま味わうというよりは、おかずあってこそのご飯かもしれないと思いました。

水加減でコントロール。発芽玄米ご飯ももっちりに

 ここで気になったのが、これまでの炊飯器とはちょっと違う、この個性的な風味や食感をヨシとするかどうかです。従来の炊飯器に慣れていると、硬め、おかずあってこそ、といわれると、かなり冒険しているような気分になるでしょう。

 とはいってもこれは炊飯器。水加減の主導権はこちらにあるのです。そこで少しずつ水を増やして炊いてみたところ、粘りのある炊きあがりにもできることが分かりました。

 銘柄によって差はありそうですが、個人的には、水を50〜70mlほど多めに入れて炊いたご飯が、The Gohanのもう1つの顔というイメージ。The Gohanらしい粒感と味わいを残しながら、さらに粘りを加えた感じでかなり好み。むしろ今使っている炊飯器のご飯よりも食べ応えがあるのではと思っています。

 この粘りのあるご飯はメーカーの製品コンセプトとは違うかもしれません。しかし、柔らかめのご飯の方が好きな方でも、The Gohanは選択肢になり得るのではないかと思いました。

指定量よりも70mlほど水を多めに入れて炊いた雑穀米入りのご飯
The Gohanらしい粒立ちを持ちつつ粘りが増加。水加減次第で、自分の好みに合わせられる!

保温機能はなくても低温調理はできた

 炊飯器の保温機能は、低温調理に使われることもあります。自分もよく炊飯器で鶏ハムを作って楽しんでいます。いつもやっていることができなくなるのは辛いですね。そこでThe Gohanで低温調理にトライしたところ、途中で熱湯を入れ替えることでいつものような鶏ハムを作れました。

 下味をつけて冷蔵していた鶏むね肉を袋ごと内釜に入れ、上から全体がかぶる量の熱湯を注ぎます。その時点で鶏肉の冷たさでお湯の温度が下がり、84°Cになっていました。そこから1時間保温したところ、お湯の温度は51°Cまで下がっていました。あらかた熱は通っていたようですが、念のため1度お湯を捨てて新しい熱湯を注ぎ直し、そこからさらにフタをして30分。すると、ちゃんといつもの鶏ハムが完成していました。

 これはあくまでも1例にすぎませんが、The Gohanに保温機能がないからといって諦める必要はなさそうです。

下味をつけた鶏むね肉を、袋毎内釜に入れて熱湯を注ぎます。このときは開始時84°C
1時間保温したところ、51°Cまで下がっていたので、お湯を入れ換えてさらに30分
いつものような鶏ハムができていました
保温機能はなくても、密閉できる容器として、工夫次第でいろいろできそうです

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