トヨタ自動車は、燃料電池自動車(FCV)のコンセプトカー「Fine-Comfort Ride」を、「第45回東京モーターショー2017」(10月27日〜11月5日、東京ビッグサイト)に出展する。走行時にCO2などを排出しない環境性能と、3分程度の水素充てんで十分な走行距離を確保したという。
インホイールモーターを採用し、タイヤの四隅配置やボディー下をカバーで覆うことで、高い走行安定性と静粛性を実現したとしている。
車両前方から中央にかけて上下左右に広がりを持たせ、後部を絞り込んだダイヤモンド型キャビンを採用し、2列目シートの空間を最大化。内装は、自由に姿勢を調整可能なシートを搭載し、レイアウト自体も変更できるという。
ボディーサイズは4830(全長)×1950(全幅)×1650(全高)ミリ、ホイールベースは3450ミリ。乗車定員は6人。航続距離は約1000キロ(JC08モード)。
また、燃料電池バス(FCバス)のコンセプトモデル「SORA」も第45回東京モーターショー2017に出展する。車内外に8台の高精細カメラを設置し、周囲の歩行者や自転車などを検知、ドライバーへ音と画像で知らせる機能を搭載するという。
SORAをベースにした市販モデルは、18年に発売を予定している。20年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、都内を中心に100台以上を導入する見通し。
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