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トヨタ「スープラ」復活、16年ぶり 「GR Supra Racing Concept」世界初披露(1/3 ページ)

» 2018年03月06日 18時29分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は3月6日、レーシングカーのコンセプトモデル「GR Supra Racing Concept」を、第88回ジュネーブ国際モーターショー(一般公開は3月8〜18日)で世界初公開した。2002年に生産を中止したスポーツカー「スープラ」が、16年ぶりに復活した。

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 フロントエンジン・リヤドライブの2ドアクーペ。従来のスープラが採用していたロングノーズ、ショートデッキのフォルムはそのまま、コンパクトなボディーには軽量・高剛性なカーボン・コンポジット材を採用した。左右に大きく張り出したフェンダーや大型リヤウイング、リヤディフューザーなどは、優れた空力性能と走行性能を狙って開発したという。

 サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキなどは、レース専用部品を装備。インテリアは、後方確認モニターが付いたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイールなど、各種レース用装備を組み込んだ。

 外寸サイズは、4575(全長)×2048(全幅)×1230(全高)ミリ、ホイールベースは2470ミリ。欧州のモータースポーツ活動拠点であるToyota Motorsportが開発を担当した。

 スープラは、初代(A40/A50型)が1978年に登場。北米では「Supra」、日本国内では「セリカXX」として発売した。1993年発売の第4世代(A80型)はスポーツフラッグシップとして人気だったが、排ガス規制の影響もあり、02年に生産中止となった。

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 GR Supra Racing Conceptは、プレイステーション4向け「グランツーリスモSPORT」に18年4月のアップデートで新モデルとして追加される予定。

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