GPS搭載の“旅カメラ”LUMIX、パナソニック「DMC-TZ10」
高倍率ズームレンズを搭載したAVCHD Lite録画対応のLUMIX TZシリーズにGPS搭載のTZ10が登場。超解像技術によって画質向上も狙った。
パナソニックは1月26日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-TZ10」を3月5日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万7000円前後。
AVCHD Liteによる画撮影機能を搭載し、スナップ写真を撮るように動画を撮る“ちょい撮り”を提案した「DMC-TZ7」の後継モデル。AVCHD Liteによる720pハイビジョン撮影機能や光学式手ブレ補正機能付き35ミリ換算25〜300ミリの光学12倍ズームといった特徴はそのままに、GPSを搭載した。
GPSを搭載したことによって撮影したデータへ位置情報を付加することが可能になったほか、世界173カ国/約50万件(国/県/市/ランドマーク)の地名情報データも収録しており(日本国内は約3万件)、地名情報を画面に表示させることもできる。画像再生時に地名別に再生するほか、位置情報を元にした時刻自動取得機能も備えている。
撮像素子は1/2.33型 有効1210万画素CCDで、画像処理エンジンは「ビーナスエンジンVI」。新たに、撮影した画像を解析しそれぞれの部分に応じた最適な画像処理を行う「超解像技術」を搭載した。これによって全体的な解像感アップやデジタルズーム時の画質向上、高感度撮影時の画質向上などを実現したという。
3型の背面液晶(46万画素)にはARコートを施し、晴天下での利便性を向上させた。サイズは103.3(幅)×59.6(高さ)×32.6(奥行き)ミリ、約196グラム(本体のみ)。カラーはゴールド、ブラック、レッド、シルバーの4色を用意する。
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