ニュース
シャープ、CEATECでIGZOと次世代MEMSディスプレイを紹介
シャープは、「CEATEC JAPAN 2013」の展示概要を発表した。「IGZO World」を設け、その新しい用途提案として、次世代MEMSディスプレイを紹介する。
シャープは9月18日、千葉・幕張メッセで10月1日に開幕するエレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」の展示概要を発表した。スマートフォンやタブレットなどによる「IGZO World」をはじめ、人工知能「ココロエンジン」を搭載した家電製品群、ロボディクス技術搭載製品などを展示する。
IGZO Worldでは、タブレットやスマートフォンといった自社製品に加え、ノートPCやディスプレイなど適用範囲を拡大しているIGZO液晶を幅広く訴求する構え。またIGZO技術の新しい用途提案として、次世代MEMSディスプレイを紹介する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電子機械システム)ディスプレイは、液晶や有機ELのディスプレイに比べて省電力や色再現性、視野角、高速応答で優れるという次世代ディスプレイデバイス。シャープは、Qualcommの子会社であるPixtronixと共同開発を進めている。
関連記事
- 4K/8Kに注目、「CEATEC JAPAN 2013」は10月1日から
CEATEC JAPAN実施協議会は、10月1日に開幕するIT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」の開催概要を発表した。 - シャープとQualcomm、「MEMSディスプレイ」の共同開発を正式発表 総額100億円の出資も
シャープとQualcommが「MEMSディスプレイ」の共同開発で合意。Qualcommは総額100億円をシャープに出資する。 - 4Kテレビのコンテンツ問題は解消した――「CEATEC JAPAN 2012」総括(前編)
「CEATEC JAPAN 2012」で注目を集めた4Kテレビ。ネイティブコンテンツがないことを疑問視する声もあるが、AV評論家・麻倉怜士氏によると「コンテンツ問題は解決した」という。今年も注目の展示を含め、詳しく解説してもらった。 - フルデジタルスピーカーに見た“日本のモノづくり”――「CEATEC JAPAN 2012」総括(後編)
エコカーやスマート家電など、テレビ以外の話題も多かった今年の「CEATEC JAPAN」。その中でAV評論家・麻倉怜士が注目したのは、クラリオンのフルデジタルスピーカー。以前から聴いてきたという麻倉氏は、クラリオンの発表をどう見たのだろうか? - “蛾の目”が大画面テレビを進化させる、映り込みを抑えるシャープの「モスアイパネル」とは?
コントラスト性能の上がる光沢処理が主流になる中、頑なに低反射パネルを使ってきたシャープが動いた。大画面テレビの天敵ともいえる映り込みを抑えつつ、光沢処理並みの沈んだ黒を実現できるという。 - 4K時代の到来を予感させる「CEATEC JAPAN 2012」開幕
世界最大級のエレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2012」が開幕した。大手家電メーカー各社が4Kパネル搭載のテレビやディスプレイを展示している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.