4Kテレビの“全部入り”――東芝がスカパー!チューナー内蔵の「Z10X」を発表(2/2 ページ)
東芝が、スカパー!プレミアムサービスチューナーを内蔵した4Kテレビ「Z10X」シリーズおよび4K動画配信対応の4Kテレビ「J10X」シリーズを発表した。単体で4Kネイティブ映像を受信・表示できる。
効率良く目的の番組やシーンを見つける「ざんまいスマートアクセス」
大量の録画番組から効率良く目的の番組やシーンを見つけるためにブラッシュアップされてのが「ざんまいプレイ」。新たに「ざんまいスマートアクセス」という名称になり、会話形式の音声認識やスマートフォン連携で「見たい番組やシーンなどに即座に辿り着く」(本村氏)。
Z10Xでは、リモコンの「ボイス」ボタンを押すと「今日はなにを見ますか?」と聞かれる。マイクに向かい、例えば「サッカーが見たい」と言えば、認識した言葉が右上に表示され、検索を開始。画面下部に録画済み番組やVoDタイトルの中からピックアップされたサッカー関連コンテンツがずらりと並ぶ。番組メタデータを利用して、例えば音楽番組のから好きなアーティスト名でシーンを検索することも可能だ。
過去番組だけではない。「ゴルフを予約したい」と言えば、今後放送されるゴルフ番組をリストアップ。さらに「地デジで絞り込んで」「NHKで絞り込み」など会話のように条件を追加していけば、見たい番組に効率的にアクセスできる。
「入力した言葉はクラウド経由で認識し、独自アルゴリズムで正確に意図を判断する。ボタンによる選択・決定操作よりもはるかにスピーディーだ」。
さらに画面左下には「おすすめ番組」のメニューを配置。「あならにおすすめ番組」や「ほかにもこんな番組」「新番組」など、さまざまな切り口のレコメンドが並び、上下カーソルで選択すると右側にリストアップされる。「ほかにもっと面白い番組がないかな? と思ったとき、快適な操作で直感的に選択できる」。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | 65Z10X | 58Z10X | 50Z10X | 55J10X | 49J10X | 43J10X |
---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 65V型 | 58V型 | 50V型 | 55V型 | 49V型 | 43V型 |
解像度 | 4K | |||||
バックライト | 直下型LEDバックライト | |||||
スカパー!チューナー | ○ | なし | ||||
タイムシフトマシン | ○ | なし | ||||
3D | ○ | なし | ||||
チューナー数 | 地上×9、BS×2、110度CS×2、124/128度CS×1 | 地上×3、BS×2、CS110度×2 | ||||
実売想定価格(オープン) | 70万円前後 | 47万円前後 | 38万円前後 | 33万円前後 | 28万円前後 | 25万円前後 |
発売時期 | 10月11日 | 11月中旬 |
関連記事
- スカパー!、2つの4K専門有料チャンネルを2015年3月に開局
スカパーJSATは、世界初となる有料4K専門チャンネルを開局する。チャンネル名称や視聴料金など詳細は未定。 - 本当に役立つ自動録画とは?――東芝「レグザ」の「おまかせ録画コミュニティ」
東芝の「おまかせ録画コミュニティ」は、“機能”であり、“サービス”でもある。さらにその名の通りコミュニティとしての可能性も合わせ持つ、クラウド時代の自動録画だ。具体例を挙げて説明していこう。 - テレビを見ると「Tポイント」がたまる!? 東芝「TimeOn」の新サービス
東芝とカルチュア・コンビニエンス・クラブは、レグザを活用すると「Tポイント」がたまる新サービスを発表した。各種キャンペーンを6月10日にスタート。 - 4K機器の“落とし穴”――4Kプレミアム映像の音に注目
今回は4Kテレビと4Kコンテンツを再生する装置の接続に関する話をしたい。すでにご存知の方もいるだろうが、ここには1つ“落とし穴”があるからだ。落とし穴は存在が分かっていれば、避けることもできる。 - 手が届く“全部入り”――東芝「Z9X」はリビングのための4Kテレビ
この春の4Kテレビ新製品で個人的に注目しているのが、東芝「Z9X/J9X」シリーズだ。手が届く価格帯と画面サイズながら、画質面と機能面の両方が充実した“全部入り”のモデルといえる。 - 4Kネイティブ映像がもたらす“リアリティー”の世界
6月2日にスタートした4K試験放送「Channel 4K」。さっそくシャープ「TU-UD1000」を自宅シアタールームに導入したAV評論家・麻倉怜士氏にその魅力を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.