ニュース
初の家庭用“変形”ロボット「ティプロン」がもたらす快適で怠惰な生活!?(3/3 ページ)
おそらく家庭用としては初となるプロジェクター搭載の可変型ロボット「ティプロン」が発売された。「3割は“男のロマン”でできています」とcerevoの岩佐琢磨社長。では、ティプロンは生活に何をもたらすのか。
電源は専用のリチウムイオンバッテリー。約1時間30分のプロジェクター動作が可能だ。また本体にはバッテリー用のスロットを2つ備えており、オプションのバッテリー(1万3800円、税別)を追加して駆動時間を倍にすることができる。「プロジェクターの輝度を落とすなど節電の設定にすればバッテリー2本で4時間ほどは動作できます」(岩佐氏)
ティプロンは、1月の「CES 2016」で披露して注目を集めたもので、cerevoは「年内発売」という約束をなんとか果たしたことになる。岩佐氏によると「海外では『お掃除機能はないのか』『ホログラムは投影できないのか』とよく聞かれましたが、ありません。もう1つ多かったのが、『呼んだら来ないのか』という質問。今はできませんが、対応は考えています。今後はスマートホームの発展で機器間連携の動きが広がるはず。cerevoも『リスナー』などのデバイスを展開しているので、どこかで連携動作を実現したい」(岩佐氏)
気になるティプロンの価格は22万9800円(税別)と可変型ロボットとしてはリーズナブル。今すぐ予約すれば年内には発送できるという。なお、今後は直販サイトだけではなく、東京・秋葉原の九十九電機や愛三電機の店舗でも取り扱いを開始する予定。さらに将来的には量販店にも展開する計画のため、今後はティプロンの実機を見る機会も増えるかもしれない。
関連記事
- cerevo、プロジェクター搭載の可変型ホームロボット「ティプロン」をCESで公開
普段はコンパクトだが、映像を投影するときは全高80cmの「プロジェクション形態」へと変形するホームロボットが登場。 - 赤ちゃんの泣き声で感情が分かるスマートマイク「リスナー」、cerevoが発売
cerevo(セレボ)がスマートマイク「Listnr」(リスナー)を発売した。クラウド上の音声認識システムと連携し、乳児の声から「泣く」「笑う」などの感情を認識できるという。 - 放送とネットをつなげる新しいラジオ「Hint」に「声優モデル」――受注トラブル発生で追加販売へ
Cerevoは、クラウドファンディングを実施しているワイドFM対応ラジオ「Hint」(ヒント)に、動作音を声優の声で再生する「声優モデル」を追加した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.