歯止めがかからない主婦の“へそくり”減

» 2008年01月24日 17時47分 公開
[Business Media 誠]

 昨日の飲み会は5000円……月々のお小遣いが3万円というお父さんには“痛い”出費であろう。1箱300円のタバコ代ですら節約したいのに、夫には内緒で“へそくり”をしている主婦は43%で、2007年の平均額は245万円であることが、損保ジャパンDIY生命保険の調べで分かった。

 ただへそくりのピークは、2006年の夏のボーナス時で、平均額は313万円。その後減少を続け、昨年冬のボーナスと比べると60万円ほど減少したことになる。この結果について「生活をやりくりするために、へそくりを切り崩している家庭が増加しているのかもしれない」(損保ジャパンDIY)としている。

 損保ジャパンDIYは「冬のボーナスと家計の実態」について調査し、20〜50代のビジネスパーソン世帯の主婦500人(平均年齢39.6歳)が回答した。調査期間は12月7日から12月10日まで。

主婦のへそくりについて

約4割の主婦、「今後も家計は厳しくなる」との見方

 主婦としての働きに対してボーナスをもらうとしたら、その金額はいくらぐらいだろうか? この質問に対し、妥当だと思う金額は平均で22万6000円。また夫の家庭での働きに対してあげる金額は、平均で22万7000円とほぼ同じ。「主婦は自分自身の働きと夫の家庭での働きは、ほぼ同じと考えているようだ」(同)と見ている。

 この冬のボーナスから夫に小遣いを渡した主婦は50.6%で、小遣いの平均金額は7万4000円。家計をやりくりしている56.8%の主婦は、現在の家計を「苦しい」と感じている。また43.0%の主婦は「今後も家計は厳しくなる」と見込んでおり、「物価上昇などが家計を圧迫している」(同)ようだ。

家計を苦しいと感じている主婦は5割強

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