1日の業務内容を上司に提出する日報――。「忙しいのに毎日書くのは面倒くさい」といった不満を抱いているビジネスパーソンも多いだろう。また報告書の類を「書くのは苦手」といった人もいるはず。
ビジネスシーンにおいて、文章を書くときに苦労するのは「お詫び文」(27.9%)が最も多いことが分かった。次いで「企画書」(15.6%)「依頼文」(12.0%)「謝罪文」(11.2%)となり、多くのビジネスパーソンはアイデアを形にする企画書よりも、慎重に謝罪の言葉を選ぶ必要があるお詫び文のほうが苦手のようだ。
ジャストシステムは「ビジネスシーンにおいて、あなたがもっとも書くときに苦労する文章」について調査した。インターネットを使った調査で、「ATOK presents 第3回 全国一斉! 日本語テスト」を受験した2万8483人が回答。調査期間は1月16日から1月30日まで。
お詫び文については書き慣れているはずの年配層のほうが、苦手意識は少ないはず――。と思いきや、年代が上がるにつれ苦手意識は高くなる傾向となった。また同じ失敗でも「始末書」を書くのが苦手と回答した人は、わずか5.3%。この結果について「社外に向けて謝罪するほうが、より難しいと感じる人が多いようようだ。また始末書と違ってお詫び文は、相手や状況に応じて書き方を変えないといけないから」(ジャストシステム)としている。
職業別の特徴を見ると、エンジニアや技術系の人は報告書と企画書を書くのが苦手という意見がほぼ同数。専門的なことを「文章としてどのように報告すればいいのか」などで苦労しているようだ。
またジャストシステムは、人を説得する力を「口説き力」と名付け、口説き力があると思う有名人についても質問した。結果は島田紳助さんが1位で4069票、次いで明石家さんまさんが2321票、タモリさんが1268票と、トップ3にはいずれもお笑い芸人がランクイン。島田紳助さんがトップに選ばれた理由として、「臨機応変で柔軟性に富んでいそうだから」「表現豊かで内容にエンターテインメント性がありそうだから」といった声が多かった。
政治家では小泉純一郎元首相が7位だったが、宮崎県の東国原英夫知事はランク外。スポーツ界では北京五輪野球日本代表の星野仙一監督が5位に入った。「言葉に情熱がこもっていそうだから」という理由が多く、選手たちを鼓舞しているイメージが強いのかもしれない。
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