個人ローンに対するイメージ、変わらず“悪い”

» 2008年04月21日 18時09分 公開
[Business Media 誠]

 複数の消費者金融などからの借り入れを解決するため、2007年12月に本格施行された改正貸金業法。2009年末までにグレーゾーン金利(出資法上の上限金利は29.2%までだったが、20%までに引き下げることが決まっている)が撤廃されるため、各社は前倒しで貸出金利を引き下げているが、利用状況はどのようになっているのだろうか?

 これまでに個人ローン(消費者金融、クレジット会社のキャッシング、消費者金融と銀行の共同出資会社などのローン)を利用したことがあるのは18.0%で、そのうちの6.0%は現在もお金を借りていることが、マイボイスコムの調べで分かった。

 利用したことがある人は、どこでお金を借りているのだろうか。最も多かったのは「アコム」で28.6%、次いで「プロミス」(19.9%)、「アイフル」(19.7%)、「武富士」(18.3%)、「レイク」(13.6%)と、大手の消費者金融が上位を占めた。

 インターネットを使った調査で、1万4989人(男性46%、女性54%)が回答した。調査期間は4月1日から4月5日まで。

利用したことがある個人ローンは? (出展:マイボイスコム)

個人ローンに対するイメージ、「以前から悪く、現在も変わらない」が7割

 かつてはテレビCMを大量に放映し、消費者金融(または個人ローン)の好感度アップを図ってきたが、イメージはどのように変わったのだろうか。個人ローンに関しては「以前から悪いイメージがあり、現在も変わらない」が最も多く70.3%、「さらにイメージが悪くなった」(10.8%)を合わせると、約8割の人は個人ローンに良いイメージを抱いていないようだ。

ここ数年で個人ローンに対するイメージは変わったか? (出展:マイボイスコム)

 個人ローンについて悪いイメージを持っている人からは「いろいろと問題があった時代とあまり変わっていないように感じる。金利の問題など、解決していない問題が多すぎると思うから」(女性・40歳)、「以前はイメージが悪いだけだったが、実際借りることになってそれが実感できたから」(男性・34歳」といった声があった。

 一方で良いイメージを持っている人からは「どこの店舗でも清潔で店員の対応は銀行並みによく、イメージに注意を払っているから」(男性・40歳)、「資料の取り寄せなどでいろいろ拝見したが、気軽さが魅力的だった」(女性・27歳)などの意見があった。

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