改めて中央環状線がどのような路線なのか見てみよう。
環の東側に位置する、首都高速道路湾岸線との接続ポイントである葛西JCTから中央環状線はスタートする。ここからほぼ真っ直ぐに北上し、小松川付近で首都高速道路7号小松川線と接続することなく交差し、堀切JCTおよび小菅JCTで、それぞれ首都高速道路6号向島線、三郷線と接続する。
小菅JCTからはほぼ真西に方向を変え、江北JCTで首都高速道路川口線と分岐する。中央環状線の環の東側から北側部分にあたる路線は、1982〜1987年にかけて中央環状線の中で最も早く開通した部分だ。
しかしこの後、中央環状線は長らく計画が進まない時期が続く。江北JCTから先、板橋JCTで首都高速道路5号池袋線と接続する路線(通称:王子線)が開通するのは、2002年まで待つこととなった。
これによって中央環状線の予定総延長約47キロメートルのうち、ようやく半分を超える約28キロメートルが開通した。
次いで開通したのが、「中央環状新宿線」と呼ばれる路線。首都高速道路5号池袋線から熊野町JCTで分岐して、首都高速道路4号新宿線と西新宿JCTで接続する、約7キロメートルの区間だ。この区間は、ほぼ全線が山手通りの地下30メートルを走るトンネルとなっており、2007年12月に開通した時には大きな話題となった。
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