こういった発想で「個人輸入するとお得」なままに価格が放置されるというロジックだ。
もちろん、決算書はこれ以上は何も語ってくれないので、憶測の域は出ない話である(ちなみに、直販がある米国企業でざっと調べてみると、HP Mini 1000の日本エントリーモデル構成比較では「47,600円(税引)÷399.99ドル」の1ドル119円ほど、またDell Inpsiron Mini 9は同様の計算で106円ほど)。
一方“日本代表”のSONYは、米国企業とは全く逆の視点から欧州で泣く泣く価格を上げることになった(関連リンク)。ちなみに、VAIO type.Tで調べてみると1ドル88円ほど。断定はできないが、グローバル企業といえども、決算書の決済通貨と軸足を置いている地域によって、“為替戦略が変わってしまう”というのはありそうな話である。
朝の日差しが気持ちいい1限目から生徒を講義室に閉じ込めて、「半期以上ではPPPが正しいのだ!」と、ある教授が2講にわたり延々話していた。しかし為替やモノの値段って、マクロ経済学の世界とは違う論理で動いているよな……というのが正直な感想である。
まあ堅い話は置いといて、何はともあれ当分は個人輸入がお得な情勢が続きそうだ。クレジットカードやPayPalを使えば支払いも楽なので、個人輸入をするのがオススメである。
とりあえず筆者は、MacBook Airの購入を検討している。世界のApple Storeでどこが1番安いのか? ソロバンをはじきながら、原稿料が貯まるのを待つことにしよう。
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