大学生が働いてみたい業界――女性は「放送・出版・新聞」、男性は?

» 2009年02月09日 13時24分 公開
[Business Media 誠]

 2010年春に卒業する大学生の就職活動が激化しているようだが、現在大学2、3年生はどの業界で働いてみたいと考えているのだろうか。最も多かったのは「放送・出版・新聞」で27%、次いで「旅客(鉄道・航空)」(21%)、「銀行」(20%)であることが、C-NEWS編集部の調査で分かった。

 男女別で見ると、男性は「銀行」がトップで26%、次いで「通信・IT」(24%)、「旅客(鉄道・航空)」(22%)、女性は「放送・出版・新聞」(37%)、「広告」「化粧品・トイレタリー」(いずれも27%)という結果に。

大学2、3年生の学生が働いてみたい業界(出典:C-NEWS編集部)

 現在、すでに「応募や面接など行動を起こしている」という大学3年生は46%、「情報収集を始めている」の23%を合わせると、約7割が就職先の検討を始めていることが分かった。また大学2年生で「情報収集を始めている」と答えたのは21%で、5人に1人は就職活動を始めているようだ。

 インターネットによる調査で、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)に在住する4年制大学2年生または3年生の男女400人が回答した。調査期間は1月23日から1月27日まで。

銀行に求める理想のイメージ

 働いてみたい業界で男子学生のトップは「銀行」だったが、実際にはどこの銀行を利用しているのだろうか。全体で最も多かったのは「ゆうちょ銀行」で64%、次いで「イーバンク銀行」(47%)、「三菱東京UFJ銀行」(45%)、「みずほ銀行」(33%)、「三井住友銀行」(28%)と続いた。また今後利用したい銀行を尋ねると、トップは「ゆうちょ銀行」で41%。以下「三菱東京UFJ銀行」(35%)、「イーバンク銀行」(32%)、「みずほ銀行」(28%)、「三井住友銀行」(26%)などとなった。

 「利用している」と「利用したい」、ともに「ゆうちょ銀行」が1位だったほか、メガバンクが上位にランクイン。ネット銀行では「イーバンク銀行」の利用者が多いことがうかがえた。

 さらに「銀行」に求める理想のイメージを聞いたところ、「信頼できる」「安定性がある」「誠実である」といった回答が目立った。逆に「派手な感じがする」「カッコいい」「ボランティアや文化活動に積極的である」などの答えは少なかった。

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