就活生以外にもオススメする新卒採用サイト巡り誠 Weekly Access Top10(2009年4月18日〜4月24日)

» 2009年04月27日 18時20分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「できる男は、機内で毎日新聞を読む」。2位は「『そんなの意味があるのですか?』と言いたげな新入社員たちへ」、3位は「『コツコツやる人間がバカをみる世の中は滅びるよ』――岡野工業の岡野雅行社長」だった。

 先々週と同じく、2位「『そんなの意味があるのですか?』と言いたげな新入社員たちへ」、4位「4万9488円と3万6103円――新社会人の堅実な金銭感覚」、6位「なぜイマドキの新入社員は『おはようございます』と言えないのか?」、9位「ビジネススーツ、正しいボタンのかけ方は」と新入社員に関する記事が上位にランクインしている。

 4月は新入社員の研修時期。Business Media 誠編集部にも先週、新入社員が研修にやってきた。そこで彼らがたどってきた道のりを体験してみようと、筆者もアイティメディアの新卒採用サイトをのぞいてみた。社員インタビューのコーナーを見ると、Business Media 誠の吉岡編集長が真面目に話をしていて、普段の姿とのギャップに驚く。社員インタビューでは部署が離れていて普段話さない人の考え方も知ることができるので、社内の人間でも読んでいて意外と面白い。

 アイティメディアに限らず、新卒採用サイトに若手・中堅社員紹介のコーナーを設けている会社は多い。一般にどこの会社でも、テレビや雑誌などでインタビューを受けるのは役職者ばかり。外面を意識して、選ばれる人や内容にバイアスがかかっているとはいえ、現場の声を聞くことができる新卒採用サイトは貴重な場なのではないかと思う。

 個人的に面白いと思ったのが官公庁、特に財務省日本銀行の新卒採用サイトだ。Webサイトのデザインは民間企業に比べると明らかに劣っているのだが、よく読んでみると中身は充実していることが分かる。

 財務省では「先輩からのメッセージ」として30人ほどの職員の多様なメッセージを載せており、門外漢でも読んでいてワクワクする。筆者は官僚にはビジネスライクなイメージがあったのだが、1年生職員のメッセージに「仕事が早めに終わった時は、近くの飲み屋(あるいは職場?)で何人かで集まって、飲んだり、愚痴をこぼしあったり、カラオケに行って叫んだり……学生時代以上に人とのつながりを感じられる職場だと思います。時には課長から人生について語って頂いたり、補佐を囲んで世界料理を食べに行ったり、係長の結婚プレゼントを皆で用意したり……思った以上に人間臭くて、温かい組織。入省した誰もが、最初に出逢う驚きだと私は思います」とあってイメージを裏切られた。

 日本銀行では、2006年の量的緩和解除やゼロ金利解除の際に実務を担当していた職員の紹介が載っていたりして、「あの時、こんな人が中で作業していたんだな」と感慨深くなったりすることも。イケメン職員や美人すぎる職員(筆者一押しは財務省の山口さん)もいたりと、読んでみるとイメージが変わる人は多いのではないかと思う。

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