2009年下半期、若者の注目は「政権交代」「シルバーウイーク」

» 2009年12月02日 18時35分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 20歳から34歳までの若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研は12月2日、2009年下半期に首都圏のM1・F1層※で最も話題になったものを表彰する「2009年下半期 M1F1アワード」を発表、M1グランプリは「政権交代」、F1グランプリは「シルバーウイーク」が受賞した。

※マーケティング用語でM1は20歳〜34歳の男性、F1は20歳〜34歳の女性を示す。

 調査ではまず、フリーペーパー「R25」「L25」の読者に、2009年下半期に話題になったものをフリーアンサーで回答してもらうアンケートを実施し、40個の候補を選出。さらに1000人のM1・F1層に、インターネット調査を実施。40個の候補それぞれを、「お気に入り度」「話題性」「新規性」の3部門で採点してもらい、その得点が最も高いものをグランプリとした。

 2位以下は、M1では2位「シルバーウイーク」、3位「Windows 7」、4位「お台場 全高18メートル 1/1 ガンダム立像」、5位「東北楽天ゴールデンイーグルス」、6位「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」、7位「iPhone 3GS」。F1では2位「政権交代」、3位「マイケル・ジャクソン」、4位「皆既日食」、5位「嵐」、6位「イモトアヤコ」、7位「こども店長」だった。

『2009年下半期M1F1アワード』トップ15(出典:M1・F1総研)

 M1・F1総研では2009年下半期にM1・F1層を刺激したものに“ピュア”“可能性”“チャレンジ”という3つのキーワードがあったと指摘。

 ピュアについては「『石川遼』『マイケル・ジャクソン』『嵐』『こども店長』『まねきねこダック』など正直で裏がない誠実なイメージや真摯に仕事に取り組む姿勢にひかれた」、可能性については「『ウサイン・ボルト』『石川遼』『東北楽天ゴールデンイーグルス』『政権交代』など将来の可能性を感じさせてくれるものに支持が集まった」、チャレンジについては「『イモトアヤコ』『お台場 全高18メートル 1/1 ガンダム立像』、バラエティ番組『お試しかっ!』など体を張って頑張る姿やこれまでの常識にとらわれないビッグな挑戦に共感した」と分析している。

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