自分の持っている株に過剰な愛情を抱いてしまうのは、一部の株主の悪い癖かもしれません。雑誌の推奨記事を読んで、ちょっと試しに買ってみただけの関係だったはずなのに、株主総会に行き、社長の話を聞き、総会お土産をもらい、配当金を受け取り、株主優待を満喫……。気付くといつの間にか奇妙な愛着がわいていて、街で製品を見たり、関連ニュースを聞いたりするたびに、表情が慈母のようになり、鬼子母神のようにもなり……。
もっとドライに売り買いしたいのに……。そう思いながらも割り切れない筆者は、今年で投資暦6年目に入ります。向いていないのかもしれません……。
どこかの鉄道会社の株を持っていたら、乗れる路線が限られてしまうので大変そうです。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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