医師や看護師にウソをついたことがありますか?

» 2010年04月01日 12時53分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 病気を治すためには、医師や看護師に自分の症状を正確に伝えることが大事。しかし、見栄や仕事の都合などから、ウソをついてしまうこともあるもの。ウソをついた経験がある人は、どのくらいいるのだろうか。

 QLifeの調査によると、「医師や看護師にウソをついたことがありますか?」と尋ねたところ、「ある」は28%。男女別では男性(22%)より女性(34%)の方が高く、年代別では30代(30%)、40代(29%)、50代(30%)が高かった。

医師や看護師にウソをついたことがありますか? (出典:QLife)

 どんなウソを付いたのだろうか。医師や看護師にウソをついたことがある人に「そのウソはどんな内容でしたか?」と聞くと、トップは「症状」と「服薬状況」で24%。以下、「生活習慣」(12%)、「数値(体重・体温など)」(10%)、「原因」(6%)、「重複受診」(5%)が続いた。

 男女別に見ると、「症状」(男性28%、女性22%)や「生活習慣」(男性16%、女性10%)は女性より男性の比率が高く、「服薬状況」(男性21%、女性26%)や「数値(体重・体温など)」(男性7%、女性12%)は男性より女性の比率が高かった。

 ウソをついたエピソードを具体的に尋ねると、「翌日に休めない仕事があったので、痛みの程度を『軽い』とウソをついた」(50代男性)、「薬を気ままに飲んでいるのに『きちんと飲んでいる』と言った」(30代女性)、「酔っ払って殴りあいになった翌日、ケンカだと保険がきかないので、『階段から落ちた』と言い張った」(30代男性)、「高血圧のために禁煙を言われたが、隠れて吸っていた。看護師さんがかわいかったし、真剣に禁煙指導をしてくれていたからだが、バレて『死にたいんですか?』と言われた」(40代男性)などがあった。

 インターネットによる調査で、対象は医療メディアQLifeの利用者1074人(男性487人、女性587人)。調査期間は1月22日から2月28日。

(医師や看護師にウソをついたことがある人に)そのウソはどんな内容でしたか? (出典:QLife)

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