パナソニック、太陽電池事業に本格参入――国内シェア35%以上が目標

» 2010年06月01日 20時08分 公開
[栗田昌宜,Business Media 誠]

 パナソニックは5月31日、三洋電機の買収・子会社化後初のコラボレーション商品となる「住宅用太陽光発電システムHIT215シリーズ」を7月1日に発売、「パナソニックグループの総力を結集して太陽電池事業に本格参入する」と発表した。

 単結晶シリコンとアモルファスシリコンをヘテロ接合した三洋電機のHIT太陽電池モジュールは、単結晶シリコン系太陽電池としては世界最高水準の変換効率を備えているのが特徴。パナソニックグループでは、「三洋電機のHIT太陽電池モジュールと、パナソニックグループのエネルギーマネージメント技術や建材・電材技術を掛け合わせ、家電・電材・住建の各販売ルートを活用することで、急拡大する太陽光発電市場での飛躍的な事業成長を図り、2012年には国内シェア35%以上を獲得し、同市場におけるトップメーカーの地位を確立したい」とコメントしている。

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