株に慣れてくると、逆張り投資スタイルに手を出す人も多いはず。優良銘柄をチェックしておいて、安くなった時に買うというやり方ですね。企業そのものには何の問題もなくて、ただ相場環境が悪くて下げているだけならば、後日相場が戻った時に大きな利益を手にできるという寸法です。
しかし、本人は逆張り投資をしているつもりでも、相場が一向に元に戻らない場合、あるいは相場は戻っても、何らかの原因でその業界やその企業だけ元の株価に戻らない場合、ほくほくしながら買った株がそのままじりじり下げて、泣くに泣けない状態、いや笑うしかない状態になってしまいます。リーマン・ショック以降の輸出関連株なんて、円高も相まってまさに今そんな感じですね。筆者も、そんな株にずっと引きつった笑顔にさせられたままです。損切りするしかないのでしょうか……。
「逆張り投資だから、今は一時的に損しているだけだ!」と何年も言い続けている友人を知っています。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング