若者よ、ストップモーションから抜け出そう!――夢を応援基金CM郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)

» 2011年06月09日 08時00分 公開
[郷好文,Business Media 誠]
前のページへ 1|2|3       

停まったけれど、動き出した

 3月11日を境に止まったことはたくさんある。津波被災地や原発事故の地域での農業生産は止まった。海洋汚染で漁業も止まった。勤めていた会社や工場は稼働を停止し、学校も幼稚園も保育園も閉鎖されたところがある。

 一方、その日から、たくさんの日本人が動き出した。被災地支援に行く人も、義援金を集める人も、寄付をする人も出てきた。電気が停まっても、電車が停まっても、工場や会社が停まっても、知恵を出し合ってみんな動こうとしている。

 音楽を担当したHoney L Daysも動き出した。2008年にデビューしたKYOHEIとMITSUAKIのデュオは『がんばれ』のヒットもあり、7月から初ワンマンライブを開始。彼らも宮城や福島で歌の支援をする。

 樫山さんも動いた1人。私はCMの最後に流れるナレーションは樫山さんとばかり思っていた。声がそっくりなので、彼女の知人もそう言ったそうだが、実際はアマチュアの女性が担当。もしかすると、彼女のこのCMへの制作の想いが乗り移ったからなのかもしれない。

 だからこそ、たった2回の放送で終わりはもったいない。誰かに広めてもらえませんか。動き出す若者を増やすために。

関連キーワード

CM | 学生 | コンビニ | ローソン


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.