草野さんは国会で「黒人が被ばくしているかもしれない。これはやがて国際問題にも発展するのではないか」などと質問した。しかし旧通産省などの局長は「それは知りません」「来ているわけがない」などと答えたので、草野さんは黒人の写真を出さざるを得なくなった。写真を提出したところ、共同通信を通じて、全国の地方紙に掲載された。私が撮影した黒人の写真を見て、局長たちも認めざるを得なくなったのだ。
私が撮影したのは「米国系の黒人」。埼玉大学の教授は「福島原発に250人、島根原発に100人の黒人が来ている」とも言っていた。
日本の電力を支えてきたのは底辺労働者と黒人たち。この事実を多くの人は知らない。私は「原発での被ばく労働者をなくさなければいけない」と思っている。そのためには原発をなくすしかないのだ。
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