うつは、誰にでもやってくる可能性がある。
うつと聞いて思い出すのは、愛すべきそううつ病の作家たち。気が付くといつの間にか京都にいた故・中島らも氏は、路上生活者に日本酒を1本献上する優しい人だった。正体不明のマブセ共和国を建国し、マブゼ通貨を発行したマンボウこと故・北杜夫先生はユカイだった。
現代のうつは“新型うつ”とも言われるが、症状にかかるのは「仕事ができて完璧主義者で頼られる」、だからこそ「身の丈以上のことをしがち」な人々。会社に行けないが自分の趣味はできるのが特徴だが、ひどくなればそれもできなくなるという。
うつからの社会復帰も必要だが、対症療法よりは発症抑制が大事。厚生労働省の「うつ対応マニュアル(参照リンク、PDF)』には、高知県の内科医小笠原望さんのうつ治療の言葉が紹介されている。うつの人と会話するときの参考にしたい。
1.肩の力を抜いて、そんなに頑張らない
2.理屈の世界から、少しいい加減な心に
3.人に頼ろう、人に頼もう
4.無駄遣いをせず、エネルギーを貯めよう
5.食べて、寝て、できるだけさぼろう
6.自分のしてきたことを認めよう
7.どんなにつらくても舞台は回る
アレコレ頑張る私も危ないだろうか? だが、相棒cherryさんによると私は絶対にうつにならないという。
郷 なぜ?
cherry だって郷さん、完璧にテキトーだから。
余計なお世話だ。私は「良い加減」に仕事をする主義だ。そんな反論をしながらふと思ったのは、「マーケティング的な生き方」は問題であるということ。
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