マコ:でも、でも心配ですーっ。そのほかデータからどんな未来が予想できますか?
大手町:研究所の吉川昌孝研究員は「1人1人の役割が増えていくのではないか」と指摘している。人口減少が続く中で、社会のタスクが一定であれば、1人当たりの役割は増えてしまう。例えば会社員、父親だけではなく、ボランティア活動に力を入れる人も出てくるだろう。役割が多様化するので、幸せの感じ方も多様化するかもしれないね。仕事で成功するだけが幸せではなく、地域のイベントに携わることに幸せを感じる人が増えてくるかもしれない。
また主体的に人とつながろう、興味をもったテーマの集まりに参加しようという人が増えてくれば「国がなんとかしてくれる」「地域がなんとかしてくれる」「会社がなんとしてくれる」という人が減る。そうなれば「自分たちでなんとかしよう」という動きが広まるかもしれない。
マコ:えーっ、そんなのイヤですよー。やっぱり、国には年金のことをちゃんとしてもらいたいし、会社からはたくさんの給料をもらいたい。
あと将来の旦那さまから、誕生日と結婚記念日とクリスマスとホワイトデーには、プレゼントがほしいなあー。指輪とかバッグとか……えーと、えーと。
大手町:うーん、マコさんの話は“他人に○○をしてほしい”ばかりだなあ。
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