多くの3月期決算の会社では、3月末に株主であれば、6月ごろに期末配当金がもらえます。そして、3月末に株主であるためには、3月27日が株主権利付売買最終日になります。
配当のほか、株主優待制度のある企業だと優待品も送られてきます。優待品をゲットするため、株主権利付売買最終日にお目当ての株を買って、次の日に売ってしまう人も結構いるとか。そのため、権利付売買最終日の翌日には、株価が大きく下がるというのもよく聞く話です。「優待品はもらえたけど、金額的にはなんか損してるような……」なんてケースもあるかもですよ!
株に何を求めるかは人それぞれですが、ちょっと冷静に考えてみましょう。でも、まあ、なんかね……、優待でもらえるっていうのはちょっとトクベツだったりはするんです……。受け取った時のワクワク感、箱を開ける時のドキドキ感とか……。それでどれだけ損したかを思うと、やっぱり私は株をやるには不向きなのかもしれないと痛感しますね……(自嘲気味に)。
最近は信用売りと現物買いを組み合わせて優待タダ取りという手法を使っている人も多いですが、信用売りに逆日歩がついて大変なことになった人もいるらしいです。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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