mixiやTwitter、Facebookなど、気軽に情報を投稿し、友達と共有できるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。利用者たちはどのように投稿しているのだろうか。
シータス&ゼネラルプレスの調査によると、SNSを利用している人に「投稿の頻度」を尋ねると、1日1回以上は32.7%、1週間に1回以上という割合は63.7%と多くの人が頻繁に投稿していることが分かった。
しかし、投稿の内容は「一部の人にしか関係がない内容」が59.3%と半分以上で、「すべての人に関係がある内容」は17.5%にとどまっており、「自分にしか分からない内容」も21.0%を占めていた。
一部の人にしか関係がない内容を投稿している人が多いようだが、内容ごとに投稿する先を「変えている」割合は25.7%と、「変えていない」の56.7%を大きく下回った。だが、内容によって投稿する先を選びたいと思ったことがある人は66.7%と、思ったことがない人の33.3%を大きく上回っていた。
この点について、シータス&ゼネラルプレスでは「『SNSでの相手を限定する方法を知らない』『方法を知っていても手間』など複合的な理由が考えられる」とコメントしている。
SNSでつながっている相手は「SNSで知り合った人」(53.3%)や「小学校・中学校・高校の知人」(49.7%)、「社会人の知人・友人」(45.0%)、「大学の知人・友人」(36.8%)などが多く、「職場の同僚」(26.0%)や「得意先の人」(7.8%)など仕事関係は少数派。
「SNSでプライベートの内容を、仕事関係者(職場、お得意先、協力会社含め)に向けて投稿しづらいと感じたことはありますか」と聞くと、「ある」が37.7%と「ない」の13.8%を大きく上回った。
「ある」の割合を役職別にみると、「一般社員」では37.2%だったのに対し、「主任」が45.0%、「課長」が56.7%、「部長」が71.4%と上の地位になるほど抵抗を感じる割合が増えていたが、「役員」になると41.7%と逆に減少していた。
インターネットによる調査で、対象はSNSを利用している20〜49歳の男女600人(男性300人、女性300人)。調査時期は2012年3月。
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