女性が男性に求めていること……それは信じられない数字だった仕事をしたら“恋愛のナゾ”が解けてきた(2)(3/6 ページ)

» 2012年04月27日 08時02分 公開
[土肥義則Business Media 誠]

男女のスレ違い

土肥:ところで、女性が男性に希望する年収はどのくらいなのでしょうか。

西口:結婚適齢期の独身男性の年収は、相対的に低い。女性は既に結婚している男性の年収をイメージするんですよ。

 ある調査(※)によると「600万円以上」という人が39.2%。また「400万円以上」という人が26.8%。この2つを足すと、「400万円以上」という人は7割近くになってしまう。東京で25歳から35歳の独身男性で、600万円以上稼いでいる人は3.5%。400万円以上まで広げても、23.0%。ボリュームゾーンは200万円〜400万円で43.2%。

※山田昌弘『若者の将来設計における「子育てリスク」意識の研究』(総括研究報告書)より

 女性は「いいオトコはどこに行ったの?」と言います。独身男性はたくさんいるのですが、女性たちの目に入っていないだけ。

 「年収600万円以上」を希望する女性は39.2%いるのに、実際にいるのは3.5%。競争率は10倍以上になるので、女性は戦略を考えなければいけない。

 ここで「見る目の肥え度」と「ちやほやされ度」の推移を見ていただけますか? 「ちやほやされ度」は、どんなに美人だろうが、どこかにピークがあり、その後は緩やかに下がっていきます。

 一方の「見る目肥え度」。これはちやほやされるピークのところで、見る目肥え度は一気に上がります。なぜなら、ちやほやされ度がピークのときに、一番素敵な人にデートに誘われたりするのでそこで見る目がどんどん肥えていきます。見る目肥え度は一度上がると、下がりにくい。「もっといい人がいるのでは」と思ってしまうからですね。

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