宮崎さんはとても充実した日々を過ごされているようでした。もちろん仕事のやりがいなどもあると思いますが、その秘密はやはりドイツの労働環境にあるのでしょう。
ドイツはGDP世界第4位という経済大国でありながら、有給の取り方が半端ではありません。
僕が旅行中に出会ったドイツ人の旅行者は会社の有給を使って、1カ月〜2カ月間、毎年のように旅行しているそうです。
一番長い人では3カ月間の長期休暇を取っている人もいました。彼は2カ月の間は中米のスペイン語学校で語学を学び、その後1カ月間は中米を周遊旅行しているという、日本人からすると考えられない話を僕にしてくれました。
正直、欧州全体の労働環境を知った時、特にドイツの労働環境について知った時はカルチャーショックでした。地味目ですが、僕のこの旅で一番のカルチャーショックはコレなのかもしれません。日本人は明らかに彼らに比べると働き過ぎではないか……?
別の例ですが、スペインのネット系ベンチャー企業で働くイタリア人女性も「今年は長期休暇まったく取れないの! 忙しくて……。年間に2週間の休暇を2回だけなのよ……ありえないわ!」と嘆いていて本気で驚きました。
僕が彼女に「日本で2週間の休暇なんて滅多に取れないよ。ベンチャーならなおさら難しいよ」と伝えると、「ありえない」というリアクションをしながら、「それ本当!? 私は日本で働けないわ!」と素直に言ってくれました。
繰り返しになりますが、ドイツの驚くべきところは多くの人がそれだけの休暇を取っているにも関わらず、世界第4位の経済大国のポジションを維持しているところです。日本はドイツから学べることが多くあるのではないでしょうか?
宮崎さんのようにドイツ企業や欧州企業で働いている方々が経験を生かし、今後の日本の労働環境を改善されていくことを期待しています!(もちろん、日本社会に適応できるカタチを模索する必要があるかと思います)
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