神戸大学法学部(行政学・法社会学専攻)卒。NECソフトを経てインターネットビジネスの世界へ。独立後、個人事務所設立を経て、2008年にクロサカタツヤ氏と共同で株式会社企(くわだて)を設立。現同社代表取締役。大手事業会社からインターネット企業までの事業戦略、経営の立て直し、テクノロジー課題の解決、マーケティング全般の見直しなどのコンサルティングサービスを提供している。主な著書・監修に『マーケティング2.0』『アルファブロガー』(ともに翔泳社)など。
前回までビジネスノベルというジャンルが育ちつつあること、どのような作品が出てきているのかという話をまとめてきました。
→「もしドラだけじゃない! “ビジネスノベル”が増えているわけ」
→「ビジネス書+ライトノベル=“ビジネスライトノベル”の誕生」
→「“読みやすい”だけじゃない! ビジネスノベルを知るための7作品」
各回の最後に告知を掲載しているのでお気付きかと思いますが、本連載は「第1回 誠 ビジネスショートショート大賞」と連動しています。コンテストの詳細についてはリンク先をご覧いただくとして、今回はその応募作品として「3000字くらいを目途にビジネスをテーマにしたお話を作るにはどうするか?」という問いに答える記事です。
小説ならこっそり書いたことがあるけれど、「ビジネス+小説」という組み合わせは馴染みがないので、どうやって書けばいいか分からないという声をちらほら耳にします。ならば、簡単な書き方講座をやってみましょうというのが趣旨です。長編ではなくショートショートを書くことに絞ってご紹介します。
もちろん、ここでご紹介するやり方が絶対のものではありません。「やってみたいんだけれどとっかかりがない」という人向けのものなので、自分なりのやり方をお持ちの場合はぜひその方法で臨んでいただければと思います。
(1)取り上げたいテーマを1つ選ぶ
(2)テーマにフィットする場面や人物配置、キャラクター設計を考える
(3)読者に“なるほど感”を与えられるようなオチ、場面を考える
(4)オチに向かうための全体の粗筋を考える
(5)実際に書いて推敲する
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