とにかく不倫で表舞台から姿を消すパターンは、米国でも枚挙にいとまがない。大統領の弾劾裁判にまで発展したビル・クリントン大統領の、研修生モニカ・ルインスキーとのホワイトハウス内での不倫劇はまだ記憶にある人も多いだろう。
最近では、俳優でカリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガー。家政婦との間に隠し子を作り、さらに最近出版された自伝では、同じく筋肉系俳優のシルベスター・スタローンの妻だった女優と、彼女がまだスタローンの妻だった期間に不倫関係にあったと暴露した。
2008年の大統領選で民主党の候補者の1人だったジョン・エドワード上院議員も、とんでもない不倫劇を演じた。大統領選のキャンペーンスタッフの女性を妊娠させたのだ。しかも事実が明るみになったとき、妻は乳がんの末期だった。彼は、ロサンゼルスとフロリダ、シカゴに愛人がおり、さらに別の3人の女性とも不倫をしていたという。
それ以外にも、サウス・キャロライナ州知事だったマーク・スタンフォードは2009年、突然行方不明に。山登りに行っているということにされたが、実はアルゼンチンの愛人に会いに行っていたことが判明して大騒動になった。
ニューヨーク州知事だったエリオット・スピッツァーは2008年に、ニューヨークの会員制高級クラブの常連だったことが暴露され、米CNNによれば、6カ月で7人の売春婦に1万5000ドルを使っていたことが判明。元ニューヨーク州検事総長だったこともあり、モラル的にも問題があるとして辞任した。ニューヨークといえば、9・11同多発テロのときにニューヨーク市長だったルディ・ジュリアーニも度重なる不倫で離婚している。
米議会の元下院議長だったニュート・ギングリッチは、2012年の大統領選で、共和党候補として予備選への出馬を表明。だが元妻が、ギングリッチから「婚姻外で他の人と性的関係を持つことを認める結婚」を要求されたとインタビューで暴露し、大統領選候補への道は断たれた。
という具合に、政治に限っても、こうしたケースは数多い。そういっているまさに今も、きっと驚くような大物が不倫しており、「自分はバレない」と高をくくっている可能性は大いにある。
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