この事件をうけ、下村博文文部科学相は「いかなる場合も体罰をしてはいけない」と全国で体罰の実態調査を行うことを発表した。
少年たちのスポーツ指導の現場に軍隊式の「公開処刑」を持ち込んだ非常識な男を責めなくてはいけないはずが、いつの間にか、「体罰教師」をあぶりだす魔女狩りになってきた。こうなると、問題行動を起こす子どもに対して“厳しい指導”をするまともな教育者が、モンスターペアレンツからの密告を恐れて萎縮する。
言論機関が「言葉」に手を抜くと、世論がミスリードされるというお手本みたいなケースだ。
亡くなった少年のご冥福を心からお祈りします。
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