安倍さんの総理就任の道筋が見えてきたころから、株式市場が上がり続けています。ついこの間まで8500円あたりをうろうろしていた日経平均が今や1万円を超え、どこまでいくのか分かりません。相場の悪かったときに買った株は、そろそろ売って利益を確定してもいいころなのですが、踏ん切りがつきません。「もっと上がるかも……」と、どんどん欲が出てしまいます。
しかし、かつてのライブドアショックしかり、サブプライムショックしかり、リーマンショックしかり、暴落はある日突然訪れるもの。「3月まで上昇は続く」なんていう株式市場天気予報をどこかで見たような気もするのですが、それでも過去の記憶が自分を安心させてはくれません。「もう売ろうか」「いやまだ……」「でも本当にもう売った方がいいんじゃ……」「まだ大丈夫だって!」と、自問自答の日々です。
これが自分1人ではなく、仲良し2人組の問答だったら、友情にヒビが入ることになってしまうとも限りませんね。さながら、どっちが崖のギリギリ近くで止まることができるかというチキンレースの様相です。あずさとはるかには、もし急落が来たとしてもその後に手を取り合って健闘をたたえあえる2人であってほしいものです。え? 最後のコマを見る限り、すでに無理っぽいですか?
バブル崩壊の時も日経平均株価は、最高値の3万8915円から一気に落ちましたね……。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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