安倍新政権で日経平均株価はどこまで上がる!?投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2012年12月29日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]

 一年最後の株の取引日は、大納会と呼ばれます。そして新年最初の取引日は大発会と呼ばれ、株価は上がることが多いです。下がったのは過去20年で7回。勝率の高い賭けに思えますね。そう考えて年内に仕込んで大発会で売ろうとして、7/20の確率に当たってしまった苦い過去の記憶がよみがえってきている私です。またチャレンジしてみようかな……。

 そういえば安倍新総理の再チャレンジが始まりましたね。デフレ脱却を目指す安倍効果で相場はぐんぐん上がっています。どこまでいくのか分からなくて、すでに怖くて買えません。しかしよく考えれば、8500円を割っていた日経平均が1万円を回復しているだけで、相当ありがたいことではありませんか。上を上をと果てのない上昇を願ってしまうのは強欲というものかもしれません。

 折しも年末、大みそかの夜には108の煩悩を断ち切る除夜の鐘が響き渡ります。頭を冷やして、身の丈に合った幸福のことなど考えてみましょう。安倍新総理が前回政権を取った時には日経平均はどうだっただろうか……。あれ? そういえば1万8000円まで上がったんだっけ……。デフレ脱却を強く打ち出している安倍新総理のこと、まさか、もしや、今回もそこまで行ってくれるのでは……!?

 108回の除夜の鐘では、1万8000円を夢見る株トレーダーの煩悩は断ち切れないかもしれません。相場が上昇すると言われる辰年が終わり、果たして新年はどんな相場になるのでしょうか。

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編集Hのつぶやき

来年の干支はへび年ですが、過去の平均上昇率は22%で8番目だそうです。


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。コミックマーケット参加情報:12月29日(土)東3ホール ウ-45b。


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