甘利明経済再生大臣が2月初旬に「株価は3月末に1万3000円を目指す」と発言していました。心強いお言葉ですね! これを信じていいのなら、今からでもまだまだ株を買う気になるのですが、調整しがちな日経平均のチャートを見ると不安にもなりますね。こんな時、どう行動すればいいのでしょうか。
ポジティブシンキングが何事にも勝機を呼び込むという話も、スピリチュアル系の本などでよく書かれています。あれも上がる、これも上がる! と信じて動くのもいいのかもしれません。会社の売り上げ、営業さんの契約件数、お給料、そして株価……、世の中には上がるとうれしい数字があふれています。「このグラフを右肩上がりにする!」、その勢いで物事に立ち向かえば、きっとその通りになる! 株価も1万3000円になる! ……そう、信じたいですね。
おっと、乙女の体重や血糖値、血圧などの数値は上がってほしくはありませんでしたね。うっかり上昇圧力をかけないように、自己管理に気を付けなくては……。
「みんながポジティブになったら相場の天井」とも、よく言われるのですがどうなるんでしょうね。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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