株価急落! アベノミクス相場を呪う人々の思いは?投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2013年06月01日 00時00分 公開
[雄山スズコ,Business Media 誠]

 2012年末以降上昇を続けていた相場にとうとう急落が訪れました。それ以降も神経質な展開が続いています。「急落の前に売り抜けていれば……!」と悔し涙を飲んだ人はどれだけいるのでしょう。

 しかし、たいていの人はそれでも、ここまででかなりのもうけを出しているのではないでしょうか。やや急ピッチで上昇していた相場なので、不運にもここ数日の間に株式市場に参戦したのでもない限り、少しは利益は出ていそうに思えます。ましてやはるかのように低迷期から株をやっていれば、結構な含み益が出ているはずですよね。

 この“含み益”というのがくせ者で、売って利益を確定しない限り、相場の変動であっという間に“含み損”に変わってしまうことがあります。昨日は60万円だった含み益が今日は40万に……なんて、よくある、いえ、よくある話ではないですが、あっても特に不思議ではありません。「20万円も損した!」と考えてしまいますが、よく考えれば40万円も利益が出ているのです。実は全然損なんてしていないんですよね。株をやっていない人から見ると「何をぜいたくなことを言っているんだ!」と怒りの対象になりかねません。くれぐれも発言は慎重に……。

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編集Hのつぶやき

こういう人を見ていると、株価上昇時でも最高値を更新している時じゃないと資産効果は出ないような気がしないでもないです。


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら


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