一時は1万5000円を超えた相場が、6月に入って1万3000円近辺での動きになってきています。そんな今日このごろ、証券会社のレポートなどで「一時的な調整」「調整局面」という言葉を目にします。株を始めて間もない人の中には「『調整』って何! ハッキリ『下がってる』って言えばいいでしょ!」とお怒りの人もいるかもしれませんね。なんだかごまかされているような気になるというのも分かります。
それはともかく、今の相場はそういう局面にあるようです。もうずっと前から、株式にしろ為替にしろ相場は上げ下げを繰り返してきているのです。日本、外国、株、通貨、商品など、多くの方面を見ながら投資して、上がったものは売り、下がったものは買うという行動をすれば全体的には資産を守って増やしていけるのではないでしょうか。多くの分野に、長期的に投資する。そして広い視野を持つ。これだけのことですが、どんなときもあわてないように心に刻んでおきたいですね。
リーマンショック時の2008年10月24日には、ドル円相場が1ドル98.03円から90.88円まで、わずか1日で7円以上も動いたことがあるんですよね。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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