米国では今、このスキャンダルは別の方向に話が広がっている。結婚や不倫、さらには電子メール交際なるものについて考えるような議論にもなっているのだ。
日本では例えば、産経新聞が「ウィーナーの『ネット不倫』」と取り上げている。だがそもそも「不倫」とは何かという話になる。電子メールでわいせつなやり取りをするのは「不倫」に当たるのか、そんな議論もアメリカでは出ている。
ウィーナーに対する米メディアの糾弾ぶりは、電子メールだけのやり取りでも今後「不倫」または「不貞」と認識されることになる可能性すら感じさせる。数十年前に、会社で異性の肩をポンと叩いても何でもなかったのが、今ではセクハラなんて言われてしまうのと同じように。
ともかくネットによる新たなコミュニケーション方法が普及する時代には、利用する側も注意深くなる必要がある。わいせつなやり取りは特殊な例だとしても、他人や他社、一般に知られては困る情報などの扱いには、気をつける必要があるということだろう。あなたにも身に覚えはないだろうか?
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