この秋から、ジャムやワイン、調味料など、さまざまな食料品が値上げされる予定です。円安による原料高で、夏以前からすでに値上げされているものもあります。アベノミクスによる円安が株高につながり、景気が良くなったように見える反面、当然このようなことも起こるわけです。
10月には消費税を上げるかどうかの判断も下されます。物の値段が上がり、消費税も上がったとすれば庶民の暮らしは苦しくなります。しかし、はたして給与はそれを補えるほど上がるのでしょうか。
ところで、食料品を前にするとたとえ20円の値上げでも高く感じるのに、保有株の値下がりは数万円でも意に介さず……ということはありませんか? 日用品の買い物もしながら株取引もする“株ガール”特有のダブルスタンダードという気がします。男性でも日用品の買い物をする人もいますが、男性の場合は10円20円の差は気にかけないことが多いように感じられます。
じわじわと押し寄せてくる値上げの波にもまれ、株ガールたちはアベノミクスの負の側面にどのような審判を下すのでしょうか。
ブログで1日のトレード収益を発表している人も多いのですが、普通のサラリーマンの月収をはるかに超える額が動いていることも少なくないですね。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)、『国会萌えコメディ 政界のまんががこんなにユルいわけがない』(集英社)。ぷら@ほ〜むで『国会萌えコメディ政界のまんががこんなにユルいわけがない』を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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