インタビュー
» 2013年09月25日 08時15分 公開

仕事をしたら“人の動き”が見えてきた:なぜ人間は買い物をするのか? 人を動かすツボは18パターンある (6/7)

[土肥義則,Business Media 誠]

人を動かすことは難しい

暑い夏、ビジネスパーソンの間でノーネクタイが定着した

國田:今年の夏は暑かったですよね。電力需要の問題もあってここ数年は、エアコンの自粛を要請されていますが、今年は自治体の広告でエアコンの使用を推奨していました。同時に「スーパークールビズ」というカジュアルファッションもすっかり定着しました。これは2005年に当時の小泉内閣が提唱したもので、その目的はCO2排出量削減でした。その具体的なアクションがエアコンの28度設定だったわけですが、結果的に一番定着した行動がノーネクタイ。

 日本はネクタイ着用を正装とする「最南端の国家」とも言われています。多少誇張して言えば、日本のこの150年の「近代化」は、ネクタイ着用行動を推奨する歴史でもあったわけです。一度、社会慣行として定着した行動様式を変えることは難しい。その中で、IT企業を中心にビジネスフォーマルとして「ノーネクタイ」が少しずつ普及して、そこに「クールビズ」という提唱が大きな「口実」となって、日本人の正装の基準が揺らぎ始めました。

土肥:確かに、ノーネクタイはあっという間に普及しましたね。私の知り合いの中国人もこのように言っていました。「日本に住んで20年以上が経ちますが、驚いていることがあるんですよ。それは日本人がネクタイをはずしたこと」だと。

國田:後世から振り返れば、このように分析されているかもしれませんね。「日本がついに『近代国家』以降の次の一歩を踏み出した兆しだった」と。

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