河尻:そして選ばれた1人は、なぜかサッカー場に。スタジアムのピッチに入ると、大型ビジョンに「合格」であることが映し出され、そこで初めてその人は知るわけです。自分がハイネケンで働けることを。
それだけではないんですよ。スタジアムに詰め掛けていた観客が一緒になって喜ぶんですよね。最後の最後までドッキリを貫いているのですが、採用自体はドッキリではない。
土肥:面接官も面接に来ている人も、そして観客も……すべての人がCMに「参加」しているわけですね。
河尻:はい。そしてその後、一連の面接プロセスをまとめた動画がYouTubeなどにアップされ、一般の人も視聴できるようになりました。
ハイネケンの方針は「Open Your World(あなたの世界を開きなさい)」。就職面接が会社の個性やブランドビジョンをアピールするコンテンツにもなっていて、それは決して一方通行ではなく、双方向につくられている。しかもユニークな物語になっていますよね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング