時代の空気を読めない男が、“ヒット作請負人”になれた理由これからの働き方、新時代のリーダー(後編)(5/5 ページ)

» 2013年11月13日 08時10分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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佐渡島:小山さんには「絶対に漫画家になれる」と言って、上京してもらいました。家族もいらっしゃるので、こちらが心配になりました。ダメ出しをしながら、胃が痛かったですね(苦笑)。

 連載が決まったとき、小山さんに「何度も何度も描き直しをさせられて、不安ではなかったですか?」と聞きました。すると、このように言ってくれました。「面白いモノをつくって『NO』と言われたら、不安を感じていたかもしれません。でも『面白いモノをつくる』という目標が同じだったので、不安は感じませんでした。面白いモノがつくれないのは自分の努力不足。自分が努力すればいいだけのことですから」と。

 この話を聞いたとき、編集の仕事をしていて「良かったなあ」と思いましたね。

(終わり)

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