なぬ? 「CocoPPa(ココッパ)」を知らない? Youは遅れているねえ仕事をしたら“10代女子”が集まった(5/7 ページ)

» 2014年03月05日 08時05分 公開
[土肥義則Business Media 誠]

社内の雰囲気

CocoPPa事業部のマネジャーを務める千島茂さん

土肥: 当時の社内の雰囲気はいかがでしたか? 「よし、昨日は銀座のクラブで飲んだけど、今晩も繰り出すぞー」とバブル的な感じだったとか?

千島: 「すごかった!」と思われるでしょう? でも、すごくなかったんですよ(笑)。というのも、当時、会社は別の事業にチカラを入れていました。ダウンロード数が700万を超えているのに、多くの社員はあまり注目していませんでした。

 また、利用者が増えていることについて、会社は“シークレットモード”の方針を打ち出しました。対外的には知らせなかったんですよね。

土肥: シークレットモード? 社員がうかれないようにするためですか? 冷静に行こう、冷静に行こうと。

千島: 会社としては「他社にまねされるのではないか」という懸念がありました。なので、ある程度の規模になるまで、公表しませんでした。

土肥: 社内でもココッパが大変なことになっていることを、知らない人がいたのですか?

千島: ユーザーが欧州で増えている、ということは知っていたと思います。ただ、そこから米国に広がったことを知っていた人は少ないですね。

 それにしても、数字といのは怖いですね。100万、200万という数字は想像ができたので、社内では「おー!」「スゲー!」といった感じでしたが、1000万を超えたあたりから「ふーん」「あー、いったんだ」といった反応が多くて。たぶん数字に対する感覚がマヒしていたのでしょうね。

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